フィンランドのテスト・ワールドは17日、自動車と自動車部品、タイヤの冬季テストのための新施設を同国北部ラッピ州イナリ郡イヴァロ(Ivalo)市に開設したと発表した。年間を通じて冬季環境で各種テストが行えるという。
同社は2012年、1年を通じて冬季環境で自動車関連の各種テストが行える「インドア1」を世界で初めて開設。北半球の夏季にもスノーグリップやブレーキなどのテストが行えることから、メーカーは製品開発期間の大幅な短縮が可能となった。
新たに開設した「インドア2」は、自動車メーカーが必要とする冬季の走行性能テストにも対応。本物の雪を敷き詰めた全長約400メートル、全幅10メートルのテストコースを備えた。インドア1と同様、気温はマイナス10度まで設定できる。
テスト・ワールドはイヴァロに本社を構え、米国と中国に営業事務所を置いている。
2015/2/18