自動車部品大手の米クーパー・スタンダード・オートモーティブの親会社であるクーパー・スタンダード・ホールディングスは2月27日、上海汽車傘下の華域汽車系統股フェン有限公司から、合弁会社であるHuayu-Cooper Standard Sealing Systemsの株式を買収したと発表した。これにより同社は、中国の自動車用シーリングメーカーとして最大手となる。


買収により、クーパー・スタンダードのHuayu-Cooper Standard Sealing Systemsへの出資比率は95%となった。残りの5%は、Shanghai Zhaotun Collective Assets Managingが保有する。

クーパー・スタンダードのジェフリー・エドワーズ会長兼最高経営責任者(CEO)は、中国事業の拡張が同社の成長戦略にとって鍵を握り、同社の顧客のグローバルな基盤と域内の成長機会を支援するものだと述べた。

同社は2003年に中国市場に進出。上海市と江蘇省昆山市、安徽省蕪湖市、重慶市などに計9カ所の工場を置き、昨年7月に稼働した上海市のアジア太平洋地区の技術センターを含め、技術センター2カ所を保有している。中国での従業員数は1400人以上に達している。

2015/3/2

 

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