印タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)は17日、ウェスト・ミッドランズ州コベントリー市にあるウォーリック大学内で研究開発(R&D)センターの建設を開始した。2017年の春に開所する予定だ。

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同センターの正式名称は「ナショナル・オートモーティブ・イノベーション・センター(NAIC)」で、床面積は3万3000平方メートル。投資額は1億5000万ポンド(約268億円)に上る。

NAICには研究者やエンジニアなど1000人が勤務する。このうちJLRの従業員は約600人で、残りは大学の研究者やJLRの取引先である部品メーカーの従業員となる見通し。

主な研究分野は自動車の電動化やコネクテッドカー、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)などとなっており、従来のR&Dセンターよりも基礎的な内容の研究が中心となる。新モデルの開発など従来型のR&D機能はウォリックシャー州ゲイドンとハンプシャー州ホワイトリーのR&Dセンターの拠点が担うとした。

同センターをめぐっては、2013年9月に設置計画を発表したが、その際の投資予定額は1億ポンド(約179億円)となっており、起工までの間に50%も投資額が増えたことになる。

2015/3/18

 

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