三菱自動車は24日、インドネシア新工場の起工式を行ったと発表した。新工場の年産能力は16万台で、2017年4月の生産開始を予定する。


新工場は、三菱自と三菱商事、現地パートナーのKrama Yudhaが設立した新生産合弁会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)が建設。首都ジャカルタ市から東に37キロメートルにある西ジャワ州ブカシ県GIIC工業団地の30万平方メートルの敷地内に設置する。従業員数は約3000人(18年3月予定)。

スポーツタイプ多目的車(SUV)の新型「パジェロスポーツ」のほか、新開発の小型MPV(多目的車)、現在は委託生産している小型商用車の新型「コルト L300」を生産。生産した車両の一部は東南アジア諸国連合(ASEAN)各国にも輸出する。

三菱自は、小型MPVを中心とした乗用車の需要増を確実に取り込むため、これまでの小型商用車に加え、乗用車事業を強化する方針。さらに、生産委託から自社生産へ切り替えることで、インドネシア事業の拡大を図る計画だ。

2015/3/25

 

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