スイスに本社を置く自動車鋳造部品メーカーのジョージ・フィッシャー・オートモーティブ(Georg Fischer Automotive、GFオートモーティブ)は3月31日、複数の大手自動車メーカーから電気自動車(EV)用の部品を受注したと発表した。


オーストリア中部のアルテンマルクト(Altenmarkt)と東部のヘルツォーゲンブルク(Herzogenburg)の工場で軽量な金属製の電池ハウジングと車体などの構造部品を製造する。供給先の企業名は公表していない。

同社は軽量化技術に強みを持っており、2013年8月には日本のリケンと合金鋳鉄材料「SiboDurR」の製造・販売に関するライセンス契約および相互協力契約を締結。リケンは日本と東南アジア諸国でSiboDurRを製造・販売する権利を得ていた。

GFオートモーティブの14年の売上高は11億ユーロ(約1417億円)で、ドイツとオーストリア、中国の9カ所に工場を保有する。従業員数は約5000人となっている。

2015/4/2

 

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