ゼネラル・モーターズ(GM)は21日、ケンタッキー州ボーリンググリーン市にあるシボレーのスポーツカー「コルベット」の生産工場に4億3900万米ドルを投資すると発表した。新たに面積45万平方フィート(約4万1800平方メートル)の塗装施設を建設する。今夏に着工し、約2年後の完工を見込む。GMが先に発表していた米工場への総額54億米ドルの投資計画の一環。これにより150人の雇用が維持されるという。

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GMは過去4年間に、新型「コルベット・スティングレイ」の生産準備とパフォーマンス・ビルド・センターの新設に約1億3500万米ドルを投資した。新たに建設する塗装施設はドライ・スクラバー・ブース技術を採用し、水処理が不要。ペイントアプリケーター「Versabell 3」を装備したファナックのロボットを導入し、なめらかな仕上げと効率性の最大化を実現するとともに、塗料の使用量を25%節減する。

ボーリンググリーン工場では1981年にコルベットの生産を開始。2014年のコルベットのグローバル販売は約3万8000台に上り、過去8年間の最高を記録した。

パフォーマンス・ビルド・センターは昨年オープン。工場の面積は100万平方フィート(約9万2900平方メートル)で、時給労働者753人を雇用する。

2015/5/22

 

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