中国の自動車部品大手であるYanfeng Automotive Interiors(YAI)は7日、米テネシー州チャタヌーガに新工場を建設すると発表した。同社にとって4カ所目の米工場となる。総投資額は5500万米ドル。2016年後半に生産を開始する見通しだ。


新工場では、フロアコンソールやインストゥルメンタルパネル、トランクトリムなどの内装部品を製造し、VWのチャタヌーガ工場で生産する新型車に供給する。新たに325人の雇用が創出される見込み。

YAIの北米副社長であるデービッド・ウォン氏は「VWを支援できる施設をチャタヌーガに設立することができてうれしく思う」と述べた。

YAIは、上海汽車グループの華域汽車系統股フェン有限公司(Huayu Automotive Systems)傘下の延鋒汽車飾件系統有限公司(Yanfeng Automotive Trim Systems)と、米ジョンソンコントロールズがスピンオフした内装部門との合弁会社として設立。中国・上海に本社を置き、17カ国に90カ所以上の生産拠点と技術センターを展開する。従業員数は2万8000人に上る。

2015/7/9

 

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