ドイツの化学大手BASFは9月30日、タイの首都バンコク近郊のバンプー工業団地にあるコーティングス・テクニカル・コンピテンス・センターASEANを拡張したと発表した。既存の施設を約2300平方メートル拡張し、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の自動車業界にサービスを提供する。

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同センターには、生産施設に加え、製品開発、性能テスト、カラーデザインの最新設備を備えたラボも併設。二輪用塗料から自動車用塗料までサービスを拡充する。

同社は、専用設備の新設により、カラーデザイン、製品開発、アプリケーションに関する豊富な専門知識など最高レベルのサービスを提供できるとしている。

BASFのコーティングス事業部は、自動車用塗料、自動車補修用塗料、工業用塗料、建築用塗料およびそれらの応用に必要なプロセスの開発、生産、販売を手掛け、欧州、北米、南米、アジア太平洋に拠点を持つ。2014年の同事業部の売上高は30億ユーロ(約4020億円)に上った。

2015/10/2

 

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