韓国サムスングループのサムスンSDIは22日、中国・陝西省西安市で建設を進めていた電気自動車(EV)用バッテリー工場の完成記念式典を開催した。EV用の大規模バッテリー工場を中国に建設したグローバル電池メーカーは、同社が初となった。

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新工場は西安ハイテク産業開発区に位置し9月に稼動を開始。すでに中国国内の乗用車および商用車メーカー10社と供給契約を締結しており、供給先にはバス製造大手の宇通客車やトラック大手の福田汽車が含まれる。

5年をかけて工場を生産能力を増強する計画で、総投資額は6億米ドルに上る。フル稼働後のEV用バッテリーの生産能力は年間4万台分となり、中国で最大規模のEV用バッテリー工場となる見込み。2020年には売上高10億米ドルを目指す。

 

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