UACJ(本社:東京都千代田区)は12日、ギリシャのELVAL Hellenic Aluminium Industryとの共同出資で、昨年12月に欧州地域向けの自動車用熱交換器材料の販売を手掛ける新会社UACJ ELVAL HEAT EXCHANGER MATERIALS(UEHEM)をドイツで設立したと発表した。出資比率はUACJが51%、ELVALが49%。


新会社は主にELVALから製品を調達。必要に応じてUACJとUACJ(タイランド)などからも製品を購入し、UACJブランドとして欧州地域で販売する。2016年は年間1万2000トン、20年には同2万5000トンの販売を目指す。

UACJは、長年にわたりELVALに対して技術供与を行い、緊密な関係を築いてきた。07年には共同で市場調査や販売支援などを行うAFSELをギリシャに設立。UACJの技術を活用しELVALで生産した自動車用熱交換器材料を欧州地域で供給してきた。

UACJは自動車用熱交換器材料を戦略製品として位置付けており、重要なパートナーであるELVALへの技術供与と、ELVALの高い生産能力、UEHEMの設立により、高品質で競争力のある製品を欧州地域で提供することが可能になるとしている。

2016/1/13

 

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