ドイツの自動車部品大手ZF傘下の米ZF TRWは22日、コレット型キャリパーの累計生産量が業界で初めて10億個に達したと発表した。

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ZF TRWは1991年、パーキングブレーキを統合したボールインランプ式のリアキャリパーを業界で初めて発表。効率性に優れた設計から、同キャリパーにより、主にCセグメント以上の自動車でフルディスクブレーキ(フロント/リアキャリパー)への切り替えが促進された。同技術は現在も世界的なリアキャリパー生産の主流となっている。

同社のグローバル・ブレーキング・エンジニアリング部門のマンフレッド・マイヤー副社長は、「世界中で、これほどにまで幅広く利用されているディスクブレーキデザインは類がなく、ディスクブレーキは乗用車の最も効率的な制動方法であると認められている」としたうえで、より一層の技術革新と製品の強化を進めていくと述べている。

2016/2/23

 

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