ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社のオペルは1日、ジュネーブモーターショーで小型車の新型「アストラ」を世界初公開した。新型アストラは同モーターショーの開幕に先立ち、「ヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤー2016」に選ばれている。

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オペルの同賞受賞は、09年の「インシグニア」に続き、7年ぶり5回目。今年のヨーロピアン・カー・オブ・ザ・イヤーの最終候補には、アストラのほか、マツダ「MX5」、ボルボ「XC90」、アウディ「A4」、ジャガー「XE」、シュコダ「スペルブ」、BMW「7シリーズ」がノミネートされていた。

新型アストラの5ドアハッチバックモデルは、現行モデルに比べて最大200キログラム、スポーツツアラーは同190キロの軽量化を実現。これにより敏捷性と燃費効率を大幅に改善した。排気量1600ccまでのガソリン、ディーゼルエンジンのラインアップに加え、ジュネーブモーターショーでは2ステージターボチャージャーを採用した1600cc「BiTurbo CDTI」エンジンがデビュー。最高出力は118kW/160hp、最大トルクは350Nmで、6速マニュアルトランスミッション、アイドリングストップ機能、低転がり抵抗タイヤとの組み合わせにより、スポーツツアラーの燃費は100キロメートル走行で軽油4.1リットル、二酸化炭素(CO2)排出量は1キロ走行当たり109グラムとなっている。

■「GTコンセプト」と「モッカX」世界初公開
オペルはこのほか、1000cc・3気筒ターボエンジン搭載のコンセプトカー「GTコンセプト」と、3年前に発売された小型クロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「モッカ(Mokka)」のデザインを一新した「モッカX」を世界初公開している。

2016/3/2

 

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