ダイムラーは3月31日、ドイツ北部のブレーメン工場でメルセデス・ベンツの新型車「GLCクーペ」の生産を開始すると発表した。同モデルは開催中の米ニューヨークモーターショーで初公開された。GLCクーペの生産開始に伴い、ブレーメン工場では200人の臨時労働者が正社員となる。

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GLCクーペは、スポーツタイプ多目的車(SUV)の「GLC」の派生モデル。SUVとクーペを融合させたデザインが特徴だ。

ブレーメン工場では、GLCクーペと先のジュネーブモーターショーで初公開された「Cクラス・カブリオレ」生産開始により、計10モデルが生産されることになる。

同工場では現在、約1万2500人を雇用。ダイムラーは昨年5月、GLCクーペとCクラス・カブリオレの生産準備のほか、生産プロセスのネットワーク化やデジタルプランニング、ビッグデータの活用による生産プロセスの効率化、従業員とロボットの協働体制の確立などのため、同工場に7億5000万ユーロ(約960億円)を投じる計画を明らかにしている。

ブレーメン工場はCクラスのマザープラントとしての機能を担っており、現行モデルは南アフリカのイーストロンドン、中国の北京、米アラバマ州タスカルーサといった工場でも生産されている。

2016/4/1

 

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