スペインの自動車内装部品大手グルーポ・アントリンは12日、中国・湖北省武漢市で新工場を開所したと発表した。東風ビステオン汽車飾件系統有限公司(DFV)との合弁工場で、ヘッドライナーやドアパネルなどを製造し、東風汽車とルノーの合弁会社の東風雷諾汽車(東風ルノー)や東風汽車とグループPSAの合弁会社の神龍汽車(東風プジョー)のほか、日産自動車、インフィニティ、ホンダ向けに製品を供給する。

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アントリンと東風ビステオンは新工場の建設に1100万ユーロ(約13億6000万円)を投資。新工場の稼働により、2016年末までに125人の雇用が創出される見通しという。

アントリンは26カ国で161カ所の工場を運営。03年に上海市に駐在員事務所を設置し、中国市場に進出。05年には上海工場を設立し、上海汽車とフォルクスワーゲン(VW)の合弁である上海大衆とフォード・モーター向けにヘッドライナーの供給を開始した。現在では中国国内に生産拠点17カ所とジャスト・イン・タイム(JIT)物流センター15カ所、テクニカル・コマーシャル・センター2カ所を展開。3700人以上を雇用している。

2016/4/14

 

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