自動車内装部品大手の米リア・コーポレーションは21日、昨年買収した自動車用皮革素材メーカーの米イーグル・オタワがハンガリー中部ソルノク(Szolnok )市に建設した皮革裁断工場を正式に開所したと発表した。


新工場はイーグル・オタワが2004年に建設した既存の皮革製造工場に近接し、昨年12月に完工していた。新工場の投資額は2000万ユーロ(約25億1000万円)で、面積は1万6000平方メートル。新工場の稼働により、ソルノクの生産拠点の従業員数は2000人超に倍増した。

米ミシガン州オーバーンヒルズに本社を置くイーグル・オタワは、2015年1月にリアの傘下に入った。世界の自動車用レザーの約3分の1がイーグル・オタワの製品で、ハンガリー工場はBMWとダイムラー、フォード、ホンダ、現代・起亜、ランドローバー、ルノー・日産、トヨタに製品を供給している。

リアは36カ国で事業を展開し、約13万6000人を雇用。同社の製品は350以上のモデルに採用されている。

2016/4/25

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する