ホンダは24日、高級車ブランドのアキュラが米オハイオ州メアリズビルのパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(PMC)で新型「NSX」の量産を開始したと発表した。

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新型NSXは、ホンダR&Dアメリカズが開発を手掛け、2015年1月に開催された北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で世界初公開された。

PMCは、ホンダにとってオハイオ州で3番目の四輪車生産工場で、ホンダR&Dアメリカズのオハイオセンターからほど近いメアリズビル四輪車工場に隣接する場所に立地する。スーパースポーツモデルの少量生産に最適な生産設備を備えており、約100人の従業員が各工程でロボット技術と協調しながら、最高レベルの品質と高いクラフトマンシップを実現。高度な生産技術を多数有しており、12件の特許を米国で申請しているという。

新型NSXは、軽量なボディに新開発の直噴V型6気筒ツインターボエンジンをミッドシップレイアウトで配置するとともに、走りと燃費性能を両立した高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」を搭載したスーパースポーツモデル。

SPORT HYBRID SH-AWDは、エンジンと高効率モーターを内蔵した9速デュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせるとともに、前輪の左右を独立した2つのモーターによる、四輪の駆動力を自在に制御するトルクベクタリングを可能とする、電動式の四輪駆動システムを搭載したハイブリッドシステム。

■エンジンもオハイオ州内で生産
新型NSXの3500cc・V型6気筒ツインターボエンジンは、オハイオ州にあるホンダのアンナエンジン工場で製造される。

2016/5/25

 

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