独テュフ・ラインランドは2日、タイヤの製造品質の確保と交通安全の向上に寄与することを目的とし、第三者機関としてはインドネシアで初となるタイヤ試験所を開設したと発表した。


試験所は、首都ジャカルタに隣接するバンテン州南タンゲラン市にあり、敷地面積は530平方メートル。インドネシア国営認定機関(KAN)による正式認定を取得しており、乗用車、トラック、バス、オートバイなどのタイヤを、最新の国家規格と国際規格に準拠して試験できる設備を備える。

テュフ・ラインランドは1980年からインドネシア市場で事業を展開している。96年にはジャカルタにテュフ・ラインランド・インドネシアの事務所を開設。98年には自動車部品の認証・型式認証業務を開始し、2009年にインドネシア国家規格(SNI)製品認証機関としてKANによる認定を取得した。12年には電気安全試験所とホイール試験所を開設している。

テュフ・ラインランド・インドネシアはこれまで、SNIタイヤ認証について、16カ国のクライアントに対し、約200件の認証書を発行している。

インドネシアのタイヤ試験所は、テュフ・ラインランドの2016~20年グローバル戦略の一環として開設。同社は現在、69カ国に広がるネットワークのさらなる拡大と有望市場への投資を推進している。

2016/6/3

 

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