自動車用バッテリー大手の米ジョンソン・コントロールズは9日、北京汽車集団(BAIC)傘下の山東濱州渤海活塞股フェン有限公司と合弁で新工場を建設すると発表した。自動車用バッテリーを生産するジョンソンの中国国内拠点としては4カ所目の工場となる。

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従来型の鉛蓄電池とスタートストップ車向けのAGM(浸透ガラスマット)電池を生産する。年産能力は2種類の電池の合計で750万個、投資額は2億米ドルに上るとした。2017年中に起工し、2年後の開所を見込んでいる。従業員数は650人となる計画だ。

ジョンソンは2020年までに中国で販売される自動車の半分、約1500万台がスタート・ストップシステムを搭載すると予測。スタートストップ車が普及することで、年間で12億リットルの燃料が節約され、温室効果ガスの排出量が年間で280万トン削減されるとした。

同社は昨年8月にも東北部の遼寧省瀋陽市・鉄西新区内でスタートストップ車用のバッテリーを製造する新工場を建設すると発表。18年中に開所するとしていた。

2016/6/13

 

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