中国のタイヤメーカー大手、山東玲瓏輪胎(本社:山東省招遠市)は26日、57億9400万元(約980億円)を投じ、湖北省荊門市に高性能タイヤの工場を建設する計画を明らかにした。今年5月に着工し、工期は3年と見込んでいる。


海外市場の開拓を進めた結果、現有工場だけでは中国国内の需要増に対応しきれなくなったため、新工場の建設を決めた。

同社は現在、山東省招遠市、山東省徳州市、広西チワン族自治区柳州市、タイの4カ所に工場を持つ。新工場は同社にとって5カ所目の工場となる。完成後の年間売上高は50億4000万元(約852億円)、純利益は4億3000万元(約73億円)を見込んでいる。

湖北省は近年、急速に自動車産業が発展。なかでも荊門市は新エネルギー車(NEV)の生産都市となっており、納品速度の加速と物流費用引き下げのため、市場近くに工場を開設する。

2018/2/27

 

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