ルノー・日産アライアンス傘下でラーダブランド車を生産するロシアの自動車最大手アフトワズはこのほど、セダンタイプの5ドアハッチバック車であるラーダ「グランタ・リフトバック」の生産を国内で移管したと発表した。


ウドムルト共和国の首都イジェフスク(Izhevsk)の工場から西部サマラ州のトリヤッチ(Togliatti)工場に移管した。イジェフスク工場は人気モデルの「ベスタ」を生産しているため、グランタ・リフトバックの生産をトリヤッチ工場に移管することで、ベスタの生産に増やす狙いがある。

移管に際して溶接ロボットや各種ツールなど500基の設備をトリヤッチ工場に搬入したという。また、グランタ・リフトバックはディーラーに十分な量の在庫があるため、販売停止などの措置は不要だった。

今年2月のベスタの販売台数は65.8%増の8456台と好調だったものの、モデル別の順位は1月の首位から2位に後退していた。首位は起亜「リオ」で27.7%増の8979台、3位はラーダ「グランタ」で30.4%増の6861台だった。

2018/3/23

 

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