中国の浙江吉利控股集団の傘下にあるボルボ・カー・グループ(ボルボ・カーズ)は26日、ベルギーのヘント(Ghent)工場で吉利の新ブランドであるLynk & Co(領克)のモデルを生産することが決まったと発表した。2019年の下半期(7~12月)中に生産を開始する予定だ。


モデル名については公表していないが、吉利とボルボが共同開発した新プラットフォーム(車台)のCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)を使用するとした。同工場では現在、小型SUV(スポーツタイプ多目的車)のボルボ「XC40」がCMAを使用して生産されている。現在のヘント工場の従業員数は5000人となっている。

■1号店はアムステルダム
Lynk & Coは販売網の構築も開始する。欧州の第1号店はオランダのアムステルダムに開設し、その後はスペインのバルセロナ、ドイツのベルリン、ベルギーのブリュッセル、英国のロンドンに開設することが決まったとしている。いずれも各都市の中心部に店舗を設置することでブランドイメージの向上につなげたい意向。2020年には米国でもLynk & Co車の販売を開始する計画とされる。

2018/3/27

 

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