イランの国民車メーカーのイラン・ホドロ(IKCO)は3日、カスピ海沿岸のアゼルバイジャンに建設した合弁工場が3月29日に竣工式を行ったと発表した。当初の年産能力は1万台で、3シフトで5万台まで増強可能としている。セダンの「デーナ」と「デーナ+(プラス)」などを生産し、国内で販売する。


IKCOとアゼルバイジャン企業のアズユーロカーの合弁会社であるアゼルマッシュ(Azermash)の工場は東南部ネフトチャラ(Neftchala)県にあるネフトチャラ工業地区内に建設。合弁会社の出資比率は、アゼルバイジャン側が75%で、IKCOが25%。IKCOはエンジニアリング業務や技術提供を行う。

アゼルマッシュのAkhundov会長は先に、国内ではスペア部品の生産を開始し、19年末までにほとんどのスペア部品をアゼルバイジャン国内で調達できることを目指す方針と述べている。

2018/4/4

 

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