自動車部品大手の独ボッシュはこのほど、米シリコンバレーのパロアルトからサニーベールに技術研究センターを移転したと発表した。スペースは40%増の約1万平方メートルに拡大。約200人が勤務し、最大300人が研究に従事することが可能という。
サニーベールの新技術研究センターの従業員の約半数は、データマイニング、センサー、人工知能(AI)、自動運転(自動走行)などの分野のプロセスやソリューションの開発につながる基礎研究や先端エンジニアリングに携わっている。
センターの建物は10年契約でリースされ、ボッシュの9つの事業部のエンジニアリング事業の本拠地となる。同センターには、スタートアップ企業に投資するロバート・ボッシュ・ベンチャーキャピタルのオフィスも置かれている。
ボッシュは1906年に米国に進出。米国での従業員数は約1万8000人で、このうち2000人以上が研究開発に携わっている。
2018/4/10