ルノーは16日、ロシア国営企業との合弁会社を通じて保有する同国の自動車最大手アフトワズ(Avtovaz)の次期CEO(最高経営責任者)について、Yves Caracatzanis氏に決定したと発表した。


Caracatzanis氏は現在、ルノーのルーマニア子会社であるダチアの社長兼CEOとルノーのルーマニア法人の社長とを兼任しており、アフトワズのCEOには6月1日付で就任することになっている。同氏は1992年にルノーに入社し、ダチアの社長に就任する前はルノーのサプライチェーン担当バイスプレジデントなどを務めていた。

アフトワズのCEOをめぐっては、現職のニコラス・マウレ(Nicolas Maure)氏が今年1月にルノーのシニアバイスプレジデント兼ユーラシア地域の会長に昇格したことで後任探しが始まったと報じられていた。

■マウレ氏は新CEOの上役に

マウレ氏は5月末までアフトワズのCEO職を兼任することが決まった。同時に4月2日付でアフトワズの副会長にも就任し、アフトワズのCEO職をCaracatzanis氏に譲った後もルノーのシニアバイスプレジデント兼アフ

トワズ副会長としてCaracatzanis氏を監督するポジションを維持する。

ルノー・日産アライアンスは、ロステックとの合弁会社アライアンス・ロステック・オートを通じてアフトワズを保有。合弁会社の出資比率はルノー・日産が約67%、ロステックが33%となっている。

2018/4/17

 

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