PSAグループは23日、中国の通信設備・機器大手である華為技術(ファーウェイ)の「OceanConnect IoT」を初めて採用したコネクテッドカー「DS7クロスバック」を発表した。同日に独ハノーバーで開幕した世界最大級の産業見本市「ハノーバーメッセ」で27日まで展示される。


PSAとファーウェイは昨年11月、コネクテッドカー用プラットフォーム開発で提携すると発表。2018年中に欧州と中国で両社の提携に伴うサービスを開始する予定としていた。

DSブランドのフラッグシップモデルであるDS7クロスバックは、「コネクテッド・ビークル・モジュラー・プラットフォーム(CVMP)」と名付けられたIoTプラットフォームに基づいて開発。今月に中国で発売された。乗員はナビゲーションや音声認識、ダッシュボードのスクリーンを通じてコネクテッドサービスを利用できる。また、スマートフォンからも旅程や運転スタイルの状況や履歴を確認できる。

■OTAでソフト更新

同モデルの個人のオーナーや車両管理会社は、コネクテッドカーの遠隔検査や無線通信を利用したOTA(オーバー・ジ・エア)によるソフトウエア更新が可能となり、インフォテインメントサービスやナビゲーションマップ、ドライバー支援、車両診断などの機能を定期的にアップデートすることができる。

DS7クロスバックは、DSブランドの第2世代としては初のモデル。来年にはガソリンエンジン搭載のハイブリッド車(HV)も投入する予定となっている。

2018/4/24

 

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