PSAグループが46%出資するフランスの自動車部品大手フォルシアは9日、ワイヤレス充電システムを開発する米Powersphyrを買収したと発表した。買収額は公表していない。フォルシアは3月、エネルギー回収技術を開発するフランスの新興企業Enogiaに出資しており、電気自動車(EV)関連技術への投資を進めている。ロイター通信が伝えた。


Powersphyrは自動車や消費者向け製品、産業製品向けのワイヤレス充電システムを開発。同社のソリューションは近距離と遠距離の非接触給電技術により、さまざまな電子デバイスに対応可能という。

■横浜に技術開発拠点

フォルシアは同日、神奈川県横浜市に自動車のシート、インテリア、クリーンモビリティの技術開発拠点を開設したと発表した。フォルシアは1996年に日本市場へ本格的に進出。京都工芸繊維大学などの教育機関と提携するほか、合弁会社2社を展開している。

2018/5/10

 

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