現代・起亜自動車グループ傘下の自動車部品大手である現代モービスは10日、7インチサイズの画面を持つデジタルクラスターの生産を今月中に開始すると発表した。現代自の小型SUV(スポーツタイプ多目的車)型のEV(電気自動車)である「コナEV」に搭載される。


デジタルクラスターは従来のインストルメンタルパネル(計器パネル)の役割を中心にサラウンドビューモニターやヘッドアップ・ディスプレーのほか、オーディオ機器やカーナビゲーションシステムの操作画面など、様々な機能を統合して表示できる装置で、将来的には走行中に収集するデータ量が大幅に増える自動運転車(自動走行車)にとっても重要な部品になるとみられている。

■19年上期中に統合プラットフォームを開発

ただ、同社が今月中に量産を開始する7インチのデジタルクラスターは計器パネル以外の機能を統合的に制御する機能は持っていない。同社は来年の上半期中に計器パネル以外の機能についても統合制御が可能なプラットフォームを開発する計画としている。

また、自動運転車に搭載することを想定した12.3インチサイズのデジタルクラスターについても開発を進めており、2020年までに量産化することを目指している。

2018/5/11

 

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