フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディは15日、ハンガリー子会社アウディ・ハンガリアの北西部ジェールの工場で3気筒ガソリンエンジンの量産を開始したと発表した。VWグループの複数のモデルに搭載される。


新型の3気筒エンジンの排気量は1000ccで、出力は63kW(86hp)と85kW(116hp)の2種。重量は92キログラムで、アウディの小型車「A3」のほか、VW「ゴルフ」、セアトの「レオン(Leon)」や「アテカ(Ateca)」などに搭載される。高性能のターボチャージャーとガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)により、直噴ガソリンエンジンから排出される粒子状物質を最大90%削減する。

新型3気筒エンジンの生産ラインでは、1200ccと1400cc、1500ccの4気筒ガソリンエンジンも製造。ジェール工場ではこのほか、5気筒、6筒、8気筒、10気筒のエンジンを製造し、VWグループの32の拠点に供給している。年間のエンジン生産量は約200万基で、6000人を雇用する。

2018/5/16

 

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