インドの自動車大手タタ・モーターズが23日発表した2018年3月期(前期)連結決算は、売上高が前期比9%増の2兆9424億3000万ルピー(約4兆7400億円)、税引き前利益は20%増の1115億5000万ルピー(約1796億円)だった。


第4四半期(18年1~3月)は売上高が前年同期比18%増の9127億9000万ルピー(約1兆4698億円)、税引き前利益は55%減の230億8000万ルピー(約372億円)となった。新型車の開発費がかさんだほか、傘下の英高級車ブランド、ジャガー・ランドローバー(JLR)の販売が伸び悩んだ。ロイター通信などが伝えた。

■JLRは増収減益

JLRの18年3月期の売上高は6%増の257億8600万ユーロ(約3兆3190億円)、税引き前利益は5%減の15億3600万ユーロ(約1977億円)だった。

同期の販売台数(小売りベース)は61万4309台と1.7%増にとどまった。17年3月期は15.8%増を記録していた。中国では19.9%増、北米は4.7%増を示したが、英国が12.8%減、欧州が5.3%減と落ち込んだ。

JLRの第4四半期の売上高は4%増の75億5500万ユーロ(約9721億円)、税引き前利益は46%減の3億6400万ユーロ(約469億円)だった。

■タタ自単独の赤字縮小

タタ自単独の18年3月期の売上高は32%増の5845億7000万ルピー(約9413億円)、税引き前の損失額は94億7000万ルピー(約152億円)で、前期比で140億6000万ルピー(約226億円)縮小した。同期の販売台数(出荷ベース、輸出含む)は17%増の63万6968台だった。

2018/5/24

 

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