現代自動車は29日、米アラバマ州の生産拠点であるヒュンダイ・モーター・マニュファクチャリング・アラバマ(HMMA)が3億8800万米ドルを投資すると発表した。主力セダンの「ソナタ」と「エラントラ」の次期モデルのため、シリンダーヘッド工場を建設するとともに既存工場の生産能力も増強する。シリンダーヘッド工場は今年11月に完成する見込みで、19年半ばまでに稼働する予定。


シリンダーヘッド工場の建屋面積は26万平方フィート(約2万4155平方メートル)で、投資額は4000万米ドル。追加投資により50人の新規雇用が創出される見込みという。

HMMAは2つのエンジン工場を保有し、ソナタとエラントラのほか、スポーツタイプ多目的車(SUV)「サンタフェ」用のエンジンを生産している。年産能力は約70万基で、HMMAで生産する現代自のモデルに搭載するほか、起亜自動車のジョージア州ウェストポイント工場に供給している。

HMMAは05年5月に完成車の生産を開始。従業員数はフルタイム雇用が2700人で、パートタイム雇用が500人となっている。

2018/5/31

 

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