オムロンは8日、制御機器の生産を担うオムロン上海有限公司(本社:中国上海市)に、第2工場を増設すると発表した。今年7月の稼働を目指す。生産能力は月170万台で、これにより20年度には17年度比で2倍の生産能力を確保。中国の製造現場での旺盛な自動化需要に対応する。


第2工場の増設と同時に、第1工場内には産業用ロボットの生産ラインを新設し、拡大する中国の産業ロボット市場に対応する生産体制を整える。

中国では、製造現場の人件費高騰や人手不足が深刻化するなか、製造現場の自動化が急速に進み、中国政府が主導する「中国製造2025」の下、製造現場のスマート化に向けた自動化や省人化投資として制御機器や産業用ロボットの需要が拡大し続けているという。

2018/6/11

 

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