在モスクワの欧州ビジネス協会(AEB)が6日発表した7月の新車販売台数(乗用車、小型商用車)は前年同月比10.6%増の14万3452台だった。17カ月連続の増加で、2けた増は15カ月連続となった。1~7月の累計販売は前年同期比17%増の99万2673台だった。

AEB自動車製造業者委員会のシュライバー会長は、主に消費者景況感の改善が新車への買い替えを進め、市場をけん引していると述べている。AEBは2018年通年の新車市場が前年比で約10%増の175万台に達し、2年連続で前年実績を上回ると予想している。



■トヨタが2カ月連続の5位

7月のブランド別の販売台数は、最大手アフトワズのラーダが10.9%増の2万9389台と25カ月連続で増加。2位の起亜自動車は14.3%増の1万8508台、3位の現代自動車は20.2%増の1万4364台だった。

4位のルノーは4.2%減の1万518台と3カ月ぶりに減少に転じた。トヨタ自動車は21.9%増の9737台と4カ月連続で増加し、前月に続いて5位。フォルクスワーゲン(VW)は19%増の8611台と2けた増を維持し、2カ月連続の6位だった。

シュコダが24.7%増の6616台で8位から7位に上昇。日産自動車が4.3%増の5961台と4カ月連続で増加し、前月に続いて8位だった。GAZ LCVは5.8%増の5068台で4カ月連続の9位。10位のフォードは5.8%減の3868台と3カ月連続で減少した。三菱自動車は131.8%増の3539台と急伸し、メルセデス・ベンツを抜いて11位に浮上している。

■ラーダ「ベスタ」が2カ月連続の首位

7月のモデル別販売は、ラーダ「ベスタ」が38.5%増の8991台で2カ月連続の首位。起亜「リオ」は7.8%減の7801台と3カ月ぶりに減少したが、順位は3位から2位に上昇した。ラーダ「グランタ」が6.6%減の7599台と減少に転じ、2位から3位に後退した。

VW「ポロ」が40%増の5618台で4位に入った。現代自「ソラリス」は23%減の5351台と2カ月連続で減少し、4位から5位に後退した。

2018/8/7

 

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