アルプス電気は5日、2出力ブレーキペダルポジションセンサー「RD1030211」を開発し、量産を開始したと発表した。宮城県涌谷町の涌谷工場の技術本部が中国市場向けに開発。中国・遼寧省大連市の子会社、大連アルプスの工場で生産する。月産能力は2021年4月に10万個に達する見込み。


RD1030211は、ブレーキランプ点灯と回生ブレーキシステムの両方へ電圧出力が可能で、次世代自動車のコンパクトな設計に貢献。従来品の1出力タイプで好評だったアナログ検出方式を採用し、取り付け時の位置ズレを電子的にキャリブレーション処理するため、スイッチ検出タイプで発生していた物理的な位置調整が不要となり、客先の生産工程の省力化を実現するとしている。従来品は2003年から累計7000万台を市場に送り出している実績がある。
RD1030211のサンプル価格は1000円(税込み)。

2018/9/6

 

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