市場調査会社の米JDパワーがこのほど発表した2018年のタイ自動車サービス満足度(CSI)調査は、いすゞ自動車が1000点満点中847点を獲得し、首位となった。量販車の平均は826点で、前年比では40ポイント低下している。


同調査は、正規販売店のアフターサービスに関する顧客満足度を調べるもので、タイでの実施は今年が19回目。2015年2月から17年7月までに正規ディーラーで新車を購入した個人ユーザー2658人を対象に、今年2~7月に調査を実施した。タイのアフターサービスの総合的な満足度は、重要なものから、▽サービスの質(構成比27%)▽車両の引き取り(同20%)▽サービス施設(同18%)▽入庫時対応(同18%)▽サービス・アドバイザー(同18%)――の5つの要素で構成されている。

いすゞは5項目のうち4項目で高スコアを得た。2位は三菱自動車、3位はスズキだった。17年にトップだったトヨタ自動車は5位となっている。

■適切なサービス料金を重要視

JDパワーによれば、サービス料金が「予想よりも高かった」と回答した顧客(全体の17%)の満足度は751点で、「予想通りだった」または「予想よりも安かった」と回答した顧客(全体の83%)の満足度の847点よりも大幅に低かった。また、サービス料金の適切な見積もりも重要で、受け取った請求書が見積もりよりも高かったと回答した顧客の満足度は714点で、請求書の額が見積もりと同水準だったと回答した顧客の満足度の839点を大きく下回っている。

■多様な支払い方法を希望

また、サービス料金の支払いについては、大半が現金で、クレジット決済が13%、スマートフォンなどを通じたモバイル決済が1%未満だった。だが、顧客のうち39%はクレジット決済を、15%がモバイル決済を、それぞれ望んでいることが分かっている。

2018/9/28

 

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