フォルクスワーゲン(VW)は23日、北アフリカのアルジェリアの合弁会社SOVACプロダクションが将来的にピックアップトラック「アマロック」の生産を開始すると発表した。合弁相手の地場の自動車販売会社SOVACと同日、合意文書に調印した。具体的な生産開始時期や生産規模などは明らかにしていない。

VWはSOVACと2001年から提携関係にあり、合弁会社SOVACプロダクションの同国北西部のルリザンヌ(Relizane)県の工場を昨年7月に開所。VWのスペイン子会社セアトのコンパクトカーの「イビザ」のほか、VWブランドの小型車「ゴルフ」と小型商用車(LCV)の「キャディ」、シュコダ「オクタビア」を生産。

2018年中にはVW「ポロ」とシュコダ「ファビア」の生産も開始する予定で、19年夏からはセアトのスポーツタイプ多目的車(SUV)「アロナ」とハッチバック車「レオン」の生産を開始する計画だ。

■LCV「キャディ」の累計生産1万台に

VWは同日、SOVACプロダクションの工場でキャディの累計生産台数が1万台に達したことを明らかにした。需要増により、計画よりも7カ月早く達成したとしている。

2018/10/24

 

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