日本製麻(本社:富山県砺波市)は25日、自動車用フロアマットを製造するタイ子会社のサハキットウィサーン(Sahakit Wisarn)がインドのPCPグループと折半出資で合弁会社を設立すると発表した。インド市場での事業基盤を確立することが目的。12月1日に事業を開始する。


合弁会社の社名は、PCPサハキット・インディアで、北部ハリヤナ州グルガオンに設立する。

サハキットウィサーンはタイの首都バンコクに本社を置き、専用のタフティングからオーバーロックミシン仕上げに至る自動車用フロアマットの一貫生産工場として1989年11月設立。日本や中東などに輸出しているが、インドの需要増を受け、インド国内の自動車メーカーに販路を持つPCPグループとの合弁設立を決めた。

サハキットは2003年7月、中国・広東省南海市の「時利和汽車用品有限公司」と技術援助契約を締結。05年に工場が完成し、社名を「佛山時利和地毯有限公司(FOSHAN TGPM CARPET)」に変更した。全加工工程をこなし、中国市場の純正カーマットメーカーとして、トヨタやホンダ、ルノーなどの自動車メーカーに供給している。

2018/10/26

 

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