英ギブス・アンフィビアンズ(Gibbs Amphibians)は5日、高速水陸両用車(HSA)の「ハムディンガ(Humdinga)」の供給と組み立てのため、カタールのMadaeen Al Doha Groupと戦略的パートナーシップを構築し、同国に子会社のギブス・アンフィテック(Gibbs Amphitech)を設立すると発表した。周辺地域と豪州、カナダ、英国などの主要な市場にギブスの製品を供給する予定だ。


ギブスは、英国とニュージーランドに拠点を構え、両国のエンジニアと専門技術を活用してHSA技術とこれに沿って設計された車両の開発を続けている。ハムディンガはオフロードと水上の両方で使用可能。乗車定員は9人で、中央に運転席があり、最大積載量は1トン。最高時速は水上が40マイル(約64.4キロメートル)、陸上が80マイル(約128.7キロ)以上で、四輪駆動システムとギブスが特許を持つ双発のウォータージェットを搭載している。

ハムディンガは輸送用途に加えて探査やレスキュー、警察パトロール、私的なレジャーまでさまざまな活用が可能。東南アジアではライセンスの下で製造されているが、これまでは一般向けや広範な地域では販売されていなかった。

2018/11/6

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する