フォード・モーターは8日、子会社のフォード・スマートモビリティを通じて電動スクーターシェアリング運営会社のスピンを買収すると発表した。買収価額については公表していない。


スピンは米カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く企業で、米国内で13の都市と大学キャンパスで電動スクーターのシェアリングサービスを展開している。スピンは利用データなどを提供することで地方政府や大学当局と協力してサービスを展開。フォードはスピンがタクシーやバスなどの既存のモビリティサービスとの対立を避けようとしている点を評価したとしている。同サービスを導入した都市では交通渋滞や駐車場不足の緩和といったメリットが期待できるとした。

スピンの料金体系は電動スクーターの利用開始時に1米ドル、その後は1分ごとに15米セントが加算されていく仕組み。平均的な利用者は1回当たり3米ドル前後の支払い額になっているという。

2018/11/9

 

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