JNC(本社:東京都千代田区)は3日、リチウムイオン電池(LIB)の負極材料添加剤の共同開発先である米ナノグラフ(NanoGraf)に250万米ドルを出資したと発表した。


JNCはリチウムイオン電池向けの負極材料添加剤の研究開発を進めており、2015年度からナノグラフと共同開発を実施。両社の技術の組み合わせにより顧客ニーズを満たせる見通しが得られたため、出資したと説明している。

両社が開発している負極材料添加剤は、革新的な層状構造のシリコンとグラフェンの複合技術を採用。リチウムイオン電池の高容量化と、充放電を繰り返しても容量が落ちにくい長寿命化が可能となり、従来のリチウムイオン電池と比べて1回の充電で使用できる時間が長くなり、電池の寿命も延ばすことができるという。

2018/12/4

 

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