現代自動車は17日、アルジェリアで地場企業のグローバル・グループとの合弁工場を建設すると発表した。新工場では2020年から商用車を生産するとしている。


同国北東部のバトナ(Batna)県に合弁工場を建設する。当初の生産能力は年間6500台で、バンの「ソラティ」や中型トラックの「マイティ」、ミニバスの「カウンティ」、トレーラーヘッドの「エクシエント」を生産する。投資額については公表していない。

現代自は2016年にグローバル・グループ傘下で商用車の販売代理店だったグローバル・モーターズとの商用車工場を開所。マイティや大型トラック「トラゴ」の生産を開始していた。今回の新工場は商用車の第2工場となるもようだが、現代自は第2工場であるかどうかについて明言していない。

■商用車市場でシェア5割を予想
アルジェリア国内の商用車市場は2017年に8000台となっており、このうち3700台を現代自が占めた。今年は1万2000台の市場規模に対して現代自が6000台を占めると予想。2025年には同国の商用車市場が2万5000台まで成長するとみている。

2018/12/18

 

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