中国の二次電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD、本社:広東省深セン市)は3日、子会社を通じ、駆動用電池の製造設備メーカーの東莞市徳瑞精密設備(本社:広東省東莞市)の株式32.5%を5200万元(約8億4000万円)で買収すると発表した。駆動用電池関連事業の拡大が目的と説明している。


BYDの呂向陽・副董事長が徳瑞精密設備の親会社の支配株主であることから、株式買収は関係者内での取引となる。BYDは新エネルギー車(NEV)産業の急成長に伴って電池製造設備の需要も大幅に拡大することが見込まれるため、徳瑞精密設備が将来的に投資収益をもたらすとの見方を示した。

徳瑞精密設備の2017年の売上高は1億1500万元(約18億7000万円)で、純利益が2039万7000元(約3億3000万円)だった。18年1~9月の売上高は7140万元(約11億5860万円)、純利益は50万6000元(約821億円)。18年1~9月の営業キャッシュフローはマイナスとなっている。

2019/2/4

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する