インドの複合企業、ウノ・ミンダ(UNO MINDA)グループは14日、同グループの中核会社である自動車部品大手のミンダ・インダストリーズ(MIL)が商用車向けシートを製造するハリタ・シーティング・システムズ(HSSL)を買収することで合意したと発表した。


MILは株式交換を通じてHSSLを買収する。HSSLはドイツの同業、フェーラー・オートモーティブとの合弁会社であるハリタ・フェーラーの持分についてもMILに譲渡することになった。同合弁会社の出資比率はHSSLが51%、フェーラーが49%となっており、ハリタ・フェーラーはMILの子会社となる。

■12カ所に工場を保有
HSSLは1996年の設立で、インド国内の12カ所に工場を保有する。TVSやロイヤルエンフィールド、ダイムラー、タタ・モーターズなどの商用車や二輪車に座席を供給している。2017/18年度の売上高は90億5000万ルピー(約141億円)、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は8億7000万ルピー(約13億5000万円)だった。

MILのニルマル・ミンダ会長兼社長によれば、今回の買収はウノ・ミンダにとって最大の合併・買収(M&A)になるという。

2019/2/18

 

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