ルノーは5日に開幕したジュネーブモーターショーで主力小型車の新型「クリオ」を発表した。新開発のプラットフォーム(車台)である「CMF―B」を初めて使用しており、先代のクリオの車台から部品の85%を変更。先代よりも50キログラム軽量化したほか、時速0~130キロメートルの状態で静粛性を1.5~2.0デシベル改善したとしている。


新型クリオはハイブリッド車(HV)とガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車を用意している。HVでは「E-TECH」と呼ばれるドライブトレインを搭載しており、1600ccのガソリンエンジンと2個のモーター、1.2キロワット時(kWh)の電池を組み合わせた。市街地では最大で80%の割合でモーターだけの走行が可能としている。

■自動ブレーキは自転車や歩行者にも反応
安全性能では、歩行者や自転車の挙動にも反応できる自動ブレーキを同社として初めて装備したほか、高速道路や渋滞時の運転をサポートする部分的な自動運転システムなどを搭載した。

クリオは1990年に初代モデルが発売され、新型車は5世代目に相当する。これまでの累計販売台数は1500万台に上る。2018年の販売実績は45万台だった。

2019/3/8

 

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