欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は5日、自動車部品大手のオートリブとZF傘下のTRWオートモーティブが安全システム部品のカルテルを結んでいたことを認め、計3億6827万7000ユーロ(約465億円)の課徴金を支払うことに同意したと発表した。2社のほかにタカタもカルテルに加わっていたが、当局に最初に通報したことで課徴金を全額免除されている。


3社は2007~11年にフォルクスワーゲン(VW)とBMWに販売するシートベルトやエアバッグ、ステアリングホイールについて価格調整などを行ったとされる。各社の事業所だけでなくレストランやホテルでも会合し、電話や電子メールでもやり取りが行われたことが分かっている。

罰金額の内訳はTRWが計1億8889万1000ユーロ(約238億5000万円)で、オートリブは計1億7938万6000ユーロ(約226億5000万円)だった。

2019/3/7

 

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