スペインに本社を置くプレス部品メーカー大手のゲスタンプ(Gestamp)はこのほど、メキシコ中部のサン・ルイス・ポトシ州で新工場を開所したと発表した。シャシー部品を製造する工場としては同社でメキシコ初の生産拠点となる。


投資額は7400万ユーロ(約94億5000万円)で、敷地面積は14万平方メートル。ホットスタンピング部品とハイドロフォーミング(液圧プレス)加工部品とを製造し、メキシコ国内の自動車メーカーに納入する。従業員数は300人となっている。同州内にある子会社のエドシャ(Edscha)の工場に隣接して開所した。エドシャの工場では270人を雇用している。

同社は18年中に世界6カ所で工場を新設しており、今年は今回のメキシコのほかにスロバキアと米国、モロッコで開所する予定だ。同社は2001年にメキシコへ進出し、現在は7カ所に工場を保有。従業員数は3600人となった。2018年のメキシコ事業の売上高は5億7800万ユーロ(約728億円)に上る。

2019/3/22

 

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