米カリフォルニア州の大気資源局(CARB)はこのほど、電気自動車(EV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の2018年の同州での販売台数が急増し、新車販売の7.8%を占めたと発表した。同州が昨年、新エネルギー車の販売奨励金を50%引き上げたことが販売増につながったとしている。


■販売奨励金プログラムを調整
CARBのエグゼクティブオフィサーのコリー氏は、同州の販売奨励金プログラム「クリーン・ビークル・リベート・プロジェクト(CVRP)」が大成功を収めていることが証明されたと主張。同州の努力により、電動車が空気質の改善と気候変動との戦いで強力な武器になっていると述べた。同氏は電動車の販売の勢いを維持するため、CVRPの調整を行っていると明らかにした。

カリフォルニア州のブラウン州知事は昨年1月、EVやPHV、燃料電池車(FCV)などの普及支援に8年間で25億米ドルを支出する州知事令に署名。電動車の普及目標を従来の2025年に150万台から、2030年に500万台へと大幅に引き上げている。

2019/3/26

 

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