日立金属は27日、電動パーキングブレーキ(EPB)用ハーネスの旺盛な需要に応えるために、ベトナム拠点のHitachi Cable Vietnam(HCV)にハーネス用ケーブルの製造設備を導入するとともに、タイ拠点のHitachi Metals (Thailand) にEPB用ハーネスの生産能力を増強すると発表した。2020年度上期に新生産体制の整備を完了する予定。

HCVはベトナム北部ハイズオン省カムザン県に、Hitachi Metals(Thailand)はタイ中部アユタヤ県アユタヤ市にそれぞれ拠点を置く。ハーネス用ケーブルの製造拠点にHCVが加わることで、災害時などのBCP(事業継続計画)対応も含めたハーネスの安定供給化が図れる。

近年、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に代表されるように、環境負荷低減・省エネルギー化を目的として駆動系および制御システムの電動化が進められるなか、安全性・利便性向上の一要素としてEPBの搭載車種が増えているという。

2019/5/28

 

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