独ダイムラーのトラック部門ダイムラー・トラックスは29日、自動運転技術の開発に特化した「オートノマス・テクノロジー・グループ(Autonomous Technology Group)」を6月1日付で設置すると発表した。同社が保有するトラックの自動運転に関する世界的な専門知識と活動を統合し、5億ユーロ(約610億円)以上を投じて10年以内にドライバーがほとんど関与せずに走行可能な「レベル4」の自動運転技術の実用化を目指す。


現在はダイムラー・トラックスのストラテジー部門のトップを務めるピーター・ボーン・シュミット氏が新設するオートノマス・テクノロジー・グループを統括する。

自動運転技術のためのソフトウエア開発がオートノマス・テクノロジー・グループの重要な活動の1つとなる。もう1つは「ビークル・プロジェクト」で、カメラやレーダー、ライダー(レーザー光線を使った距離計測技術、Lidar)などのセンサーキットの開発を担当する。インフラやネットワークの運営も重要な活動の一つとなる。

2019/5/30

 

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