中国の寧波均勝電子股フェン有限公司(ニンポー・ジョイソン・エレクトロニクス、本社:浙江省寧波市)傘下のジョイソン・セイフティ・システムズ(JSS)は3日、インドの合弁会社2社を1社に統合すると発表した。均勝電子は2018年4月に米子会社のキー・セイフティー・システムズ(KSS)を通じて旧タカタを傘下に収め、JSSに社名を変更している。


JSSはアブヒシェク・インダストリーズ(Abhishek Industries)との合弁会社であるKSSアブヒシェク・セーフティ・システムズ(KSSA)、JSSとアナンドグループとの合弁会社であるタカタ・インディア(TIPL)の合弁2社を合併させる。

合併後の新会社の名称はジョイソン・アナンド・アブヒシェク・セーフティ・システムズ(JAASS)となる。インド政府の関係当局などの承認を経たうえで発足させる。新会社への出資比率はJSSが65%、アナンドが30%、アブヒシェクが5%となる。

■23年に国内売上高100億ルピー
新会社のJAASSの主要製品はシートベルトやエアバッグ、ハンドルなど。インド国内のほとんどの自動車メーカーと取引実績を持ち、2023年までにインド国内での売上高を100億ルピー(約156億円)まで引き上げることを目指している。

同社はラジャスタン州とタミルナド州、ハリヤナ州、マハラシュトラ州の計4カ所に工場を保有するほか、ハリヤナ州マネサールの工場には研究開発(R&D)拠点も併設することになった。

2019/6/4

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する