ドイツの自動車部品大手ベントラー(Benteler)は19日、スペイン北東部ビーゴ(Vigo)に近いモス(Mos)で新工場を開所したと発表した。同社にとってスペインで8カ所目の工場で、仏PSAグループの新プラットフォーム(車台)向けのリアアクスル部品を製造する。7月から生産を開始する。

モス工場の面積は1万2000平方メートル。溶接、塗装、レーザー加工に重点を置き、工場内の製品と材料の移動にオートノマス・インテリジェント・ビークル(AIV)を導入した。新工場では175人を雇用。同社はすでにビーゴの工場で550人を雇用している。

ベントラーは1876年の設立。世界40カ国の140以上の拠点で事業を展開する。2018年の売上高は80億7200万ユーロ(約9794億円)に上る。



2019/6/20

 

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